ちょっと硬派なコンピュータフリークのBlogです。

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2008-09-30

SMFで楽々プロセス管理

Solaris 10がリリースされてから随分経つが、目玉機能の一つであるSMFがあまり利用されてないように思う。理由は恐らく次のようなことからだろう。
  • ドキュメントが乏しい(または難解である)
  • XMLを編集しなければならないのが煩わしい
  • 既存の仕組み(init.d)でも別に問題がない
しかしSMFは使いこなせば非常に有用なツールである。最も便利だと思うのは、プロセスが停止してしまった時に自動的に再起動してくれる点だ。世の中のすべてのプログラムにはバグがあり、バグによりプロセスが停止することは世の常である。従って、システム管理者たるものプロセスをすぐさま再起動するような仕組みを設けていなければならない。

既存の仕組みではそのようなことをシステムレベルで実装することができず、従って独自のプロセス監視方法などを導入する必要があった。しかしSMFを使えばその仕組みを比較的簡単に実装することができる。SMFはOpenSolarisでも利用可能であり、SMFにサービスを対応させる価値は大いにあるだろう。

2008-09-26

プログラマ35歳定年説に喝!

DevMeetingで感じたことなのだが、MySQLの開発者にあまり若い人は居ない。日本では「プログラマ35歳定年説」などという俗説がまことしやかに囁かれているが、逆に35歳以下のプログラマを見つける方が難しいという様相である。かのJim Starkey氏などは60歳の手前であるが、今でも現役でプログラムをガンガン書いている。(正直言って驚異的ですらある。。。)

2008-09-24

Drizzle@DevMeeting

Brian AkerがDevMeetingで実際に使ったスライドをブログで公開している。
http://krow.livejournal.com/614430.html

分かりやすくDrizzleを紹介してくれているので興味のある方は是非見て頂きたい。DrizzleとMySQLの違いや、プロジェクトを立ち上げるに至った動機、そして開発の指針などが説明されている。ただし英語なのでそこは我慢するべし!!

日本ではあまり注目されていない感があるDrizzleであるが、MySQLの開発者達は普段のフラストレーション(MySQLサーバの最大の開発目標は安定性であり、よく言えば実験的な要素がないので刺激に欠けるのかも?)のせいか、かなりの多くの開発者達がDrizzleにお熱である。そこで講演を終えたBrianがひとこと。

Drizzleで遊ぶ前にまずは自分の仕事をこなすべし!!

2008-09-23

ラトビアがどこか分かりますか?

しばらくBlogの更新を怠っていたが、実はこのほどラトビアのリガというところへ出張していたのである。ラトビアなんていう国(おそらくほとんどの日本人が知らないであろう・・・)へ何をしに行ったのか?というと、MySQL Developer Meeting 2008(略してDevMeeting。だたデブミーティングではない。)という恒例行事に参加してきたのである。その様子はGiuseppeさんのPOSTを見て頂きたい。MySQLは元々スウェーデンの会社だったので開発者はヨーロッパ人が多い。なので彼らにとって便利な場所をチョイスすることになるわけであるが、日本人の俺にとっては大変な場所である。コペンハーゲン経由の便で片道で丸一日ほど必要であった。エコノミークラスでの長時間のフライトは疲れた!!

2008-09-09

liveventの意義

最近注目度ナンバーワンのmemcachedであるが、そのソースコードはシンプルでありビルドも非常に簡単なのだが、リンクするべきライブラリがただ一つだけ存在する。それがlibeventである。
http://monkey.org/~provos/libevent/

libeventとはその名の通りイベント通知ライブラリである。と言っただけではなんのこっちゃ?!と思われることだろう。別の言い方をすると非同期I/Oライブラリてな感じだろうか。

オトコたるもの滅多なことでそもそも論をしてはいけないが、非同期I/Oについて語らねば先に進まないので致し方なしとする。

2008-09-08

書評:Linuxシステムプログラミング

Linuxシステムプログラミング

Robert Love (著)

Linuxにおけるシステムコールやglibc関数群の使い方について分かりやすく説明してくれる本。Linuxがユーザアプリケーションに提供するサービスがどのようなものかを理解するのに役立つ。初心者から熟練者まで幅広い読者層におすすめ。特にLinuxプログラマにとっては必読の本であると言える。

古典的なUNIXのインターフェイス、そしてLinuxによる独自拡張、POSIXで定義されている高度なインターフェイスの比較がおもしろく、すっきりとまとめてくれていて分かりやすい。復習にももってこいの一冊!!

2008-09-01

サポートのすすめ。-番外編-

サポートエンジニアに捧げる歌。

Children Of Bodom: Needled 24x7



サービスを止めないためには24時間臨戦態勢でなければならない!!オトコたるものいつでもどこでも24時間ビンビンであれ!!

まさにサポートエンジニアのイメージにピッタリである。

なぜこんなに回転しているPVなのかは謎・・・。